炎天下のアスファルト舗装を「打ち水」で涼しく――そんな技術を大林組と大林道路が共同開発した。従来の「保水性舗装」に比べると費用は2~3割増しになるが、子供が何時間も並ぶような遊園地の歩道や、駐車場などへの利用が期待される。
真夏のアスファルト舗装の表面は、温度が60度にも達することがある。水をまくと、蒸発する際の気化熱で温度が下がるが、効果は持続しない。アスファルト舗装のすきまに保水材を入れ、雨水を保つような保水性舗装も普及しているが、晴天が続くと効果が減る問題があった。
「打ち水ロード」は、アスファルト舗装の中に給水管を敷き、雨が降らなくても常に水がしみ出すように工夫。舗装のすきまに砂を入れることで、水が表面に伝わり、路面全体から蒸発する。
愛知県の実験住宅「トヨタ夢の住宅PAPI」の構内道路で試してみると、気温23度の日、周辺道路は38度だったが、打ち水ロードは34度だった。真夏には、一般のアスファルトより20度ほど下がると推定された。
タイマーで必要最小限の給水にとどめたり、ためた雨水を利用したりする工夫を加えることで、水の消費を抑えることも可能だという。
朝日
真夏のアスファルト舗装の表面は、温度が60度にも達することがある。水をまくと、蒸発する際の気化熱で温度が下がるが、効果は持続しない。アスファルト舗装のすきまに保水材を入れ、雨水を保つような保水性舗装も普及しているが、晴天が続くと効果が減る問題があった。
「打ち水ロード」は、アスファルト舗装の中に給水管を敷き、雨が降らなくても常に水がしみ出すように工夫。舗装のすきまに砂を入れることで、水が表面に伝わり、路面全体から蒸発する。
愛知県の実験住宅「トヨタ夢の住宅PAPI」の構内道路で試してみると、気温23度の日、周辺道路は38度だったが、打ち水ロードは34度だった。真夏には、一般のアスファルトより20度ほど下がると推定された。
タイマーで必要最小限の給水にとどめたり、ためた雨水を利用したりする工夫を加えることで、水の消費を抑えることも可能だという。
朝日